この情報ば2016年4月時点でのものです。
プーリア州バーリセントロ駅を起点にした各鉄道についての情報です。
電車の駅舎はどこ?
噴水のあるポポロ広場を囲むようにトレニタリア(イタリア鉄道)、私鉄のスド・エスト鉄道(Sud-set)/バーリ・ノルド鉄道(Bari Nord)/アッブロ・ルカーネ鉄道(FAL)の『バーリ・セントロ駅』が連なっています。
広場を中心に右から逆時計回りで、アッブロ・ルカーネ鉄道(FAL)、バーリ・ノルド鉄道(Bari Nord)、トレニタリア(イタリア鉄道)、(トレニタリアの構内から行く)スド・エスト鉄道(Sud-set)です。
切符の買い方
トレニタリア/アッブロ・ルカーネは自動販売機か窓口。
バーリ・ノルドはどうも自販機だけ?(そのかわり、係員が操作方法を教えてくれます)
スド・エストはホーム内のチケット売り場で購入可能。
また、どの電車もチケット購入時(窓口・自販機共に)日付指定ができます。
つまり『明日乗るけど、今日のうちに買っておきたい』というのが可能。
というか、トレニタニアの座席指定が必要な電車以外は『乗る時に日付を打刻』するので、回数券的な感覚ですね。
但し、ほぼ改札係員が回ってくるので『打刻』を忘れると罰金を徴収されます。気をつけてください。
なお、自動販売機は行き先、乗車日、片道/往復、人数をタッチパネルで操作するので、駅名はイタリア語表記か英語表記を控えていくと初めてでもあまり迷わないと思います。
トレニタリアの自動販売機は、英語表示に切り替えて『Buy Your Ticket』をタッチ。
次に行き先を選択するか入力した次の画面の右上に『Modify』で日付指定ができます。
バーリ・ノルドやアッブロ・ルカーネは『今日・明日』といった具合に選択肢があります。
重大な注意点
今回、私はバーリからマテーラ往復に使いました。
もちろんWebサイトで時間を調べて行ったのですが……甘かった(苦笑)
私は、朝08:04のバーリ発に乗ってマテーラセントロ駅で降り、夕方マテーラセントロ駅17:24発で帰ってくるつもりでした。
そこで、08:00に駅に行くと、なんとこの時間の電車は07:58発に変わっていたのです!!
これは私の見間違いではなく、後からやってきた外国人カップルも「Webで調べたのに……」と唖然としてました。
で、次にマテーラに行く電車は10:07。
結局、時間を潰して10:07発に乗るべく駅に行き、係員さんに「この電車は直通?それとも途中のALTAMURA駅で乗り換えるの?」と確認すると、「直通だよ」との回答。
ところが、ALTAMURA駅近くになって回ってきた係員さんは「ALTAMURA駅で前の電車に乗り換えてね」とアナウンスしてるではありませんか!?
云われるまま、ALTAMURA駅で先に停まっていた電車に乗り換えて、無事マテーラセントロ駅(地上の駅)に到着。
到着時のマテーラセントロ駅は『地上の』駅でした。
ところが、いざ帰ろうとしたところ、どうもサッシから駅への道を間違ったらしく周りの雰囲気が違う。
そこで、バス停にいた女性に「マテーラセントロ駅に行きたいのですが」と尋ねたら、「あの道を真っすぐよ」って。
ところが、教えてもらった道を歩いていても駅や線路がまったく見えない!?
そこで、また別の人に尋ねると同じ答え。で、進むうちに見えてきたのがバスターミナル。
(あっ、もしかして鉄道よりバスの方がメジャーなんで、『マテーラセントロ駅』を『マテーラセントロのバスターミナル』と勘違いしたのかも……)と思い、再度、ほかの人に『鉄道の!!」と強調して尋ねてみると「ほら、あそこよ」。
確かにバスターミナルの端に平屋の建物がある。
近づいてみると側面に「マテーラセントロ」の表示。
でも、レールはないし、駅舎は違うし……。
そこで、また尋ねてみると「ここだよ、ほらっ」と指差す先にチケット売り場、そして地下に下る階段が。
頭に?を浮かべつつ、切符に時刻を打刻して降りて行くと、すでに数人の人が待っていました。
もう一度その人たちに「ここって『マテーラセントロ駅』?」と尋ねると、「そーだよ」
確かにホームの上に『マテーラセントロ』と書いてある。
でも、ここは『地下の』駅なんですよ。
そのうち、たくさんの人が集まってきて、時刻通りやってきた電車に乗り、無事バーリまで戻ってこられましたが、もし地上駅に行った場合、どうなっていたんだろう?という疑問が残ってしまいました。
ということで、地上駅と地下駅の場所はまったく違いますから、帰りもアッブロ・ルカーネ線の「マテーラセントロ」駅を使う時は『乗りたい時刻の電車がどちらの駅に来るか』駅員さんに確認してくださいね。