この情報は2016年6月時点のものです。
ロンドンから近郊あるいは長距離電車のチケットを購入するには、24社の民間の列車運行会社で構成されている『National Rail』のWebサイトから購入するのが一番……なんですが、日本発行の2種類のクレジットカードで試しましたが決済できず、問い合わせたらこのような回答が……
ということで、日本発行のクレジットカードでは決済できない可能性が非常に高いです。
ときどきあるんですよね、こういうケースが。
なので、ネットで料金確認をして、駅の自販機か窓口で購入するのがよいでしょう。
それでは、今回のルート、ロンドンからカンタベリーまでを例にご紹介します。
目 次
1. 路線を選ぶ
2. チケットを選ぶ
3. チケットを買う
4. 電車に乗る
5. 特別編:ワーナースタジオのハリポタツアーの場合
路線を選ぶ
まずはガイドブックなどで、ロンドンのどの駅からカンタベリーまで行くか、路線と駅名をチェック。
すると、チャリングクロス駅ーカンタベリー西駅とヴィクトリア駅ーカンタベリー東駅の2系統があることが分かりました。
カンタベリー東駅も西駅もそれぞれ市の中心まではほぼ同じ距離なので、出発駅は自分が宿泊しているところに近い駅を選択して、今回はチャリングクロス駅ーカンタベリー西駅で行きます。
チケットを選ぶ
ロンドンでは月〜金の06:30〜09:30までを『Daily Anytime』として高い料金、月〜金のそれ以降と土日・祝日は『OFF-peak』として割安に料金設定されています。
また、往復するとき、片道ずつ買うより往復で買ったほうが、さらに両方の時間帯がOFF-peakだととっても安くなります。
実際に調べてみるとこんな感じ。
ご覧の通り、ほぼ片道料金で往復チケットが買えてしまうのです。
《往復で購入》
《片道ずつで購入》
チケットを買う
本当なら選んだチケットをバスケットに入れてChakOutしたいのですが、最初に書いたように日本発行のクレジットカードが使えないので、乗りたい電車の詳細(駅名や時間)をメモって駅で購入します。
駅窓口、自販機ともに日本発行のクレジットカード/デビットカードが使えます。
(早くネットでも決済できるようにしてほしいものです)
さて、日本の感覚だと『National Railの駅であればどこでも買える』と思いがちですが、今回とは別な路線を自販機で買おうとしたら『買えないよ』って表示が……。たぶん窓口なら買えたのかもしれません。
なので、出発駅で買うのが確実です。
《注意点》
今回のチケットについてはネットでも窓口でも料金は同じですが、場合によっては窓口と自販機で料金が違う可能性もありそうです。
そして、買ったチケットはこちら。往復で購入して、支払い金額は£25.10です。
さて、このチケットには『乗車する電車の出発時間』が書いてありません。
その代わり『Ticket Type』のところに『SUPER OFFPK DAY』とあります。
これは『下記の日の、オフピーク時間帯に限って往復乗車可』と読み替えれば良いでしょう。
電車に乗る
ヨーロッパの電車はイギリスに限らず、発車時間10分前くらいまで到着するプラットフォームが決まりません。
(上記のイメージの『Details』には『Platform 11』とあるのですが、当日は『Platform 4』からの出発でした)
当日は必ず電子掲示板で乗車する電車のプラットフォームを確認してください。
プラットフォームに入る時は、チケットのマグネットシートが貼ってある面を下にして、改札機の正面に差し入れます。
データを読み取ったら上に出てきたチケットを必ず取ってから改札を抜けます。
乗車中、何回か鑑札が回ってきますが、このときチケットを持っていないと罰金を請求されるそうです。
(この罰金、とにかく結構な金額らしいです)
さて、入線した車両のドアが閉まっていることもあります。
この時はドア脇の『開く』ボタンを、また下車する時も車両によっては内側の『開く』ボタンで開けます。
あとは、買ったクラスの座席に座るだけです。
特別編:ワーナースタジオのハリポタツアーの場合
同じ手順で『Euston駅ーWatford Junction駅』を調べたところ、こんな風に『オイスターカードなら……』の表示が出ました。
オイスターカードで『Zones 1-9 + Watford Junction(ワーナースタジオへの専用シャトルバスが発着する駅)の支払い上限金額は、Daily Anytimeで£22.60、OFF-peakで£17.20。
(2016年1月時点 ほかのゾーンからは http://content.tfl.gov.uk/adult-fares.pdf でご確認ください)
私はゾーン1に宿泊しているので、宿泊先からEuston駅までの交通費も考えると、オイスターカードで乗車するのが一番安かったらしいです。
一応、拙い英語でオイスターカードでの支払いとチケットの購入について窓口の係員に尋ねたのですが、質問の意味が分かってもらえなかったようで、結局、チケットを購入しました(苦笑)