向島百花園の園主 鞠塢が百花園に集う文人たちと『福禄寿にちなむ正月の楽しみごとを』と考え出したのが『隅田川 七福神めぐり』
この『隅田川 七福神めぐり』は『元旦から七草まで』しか御開帳&御朱印受付しないと聞いたので、行ってきました。
各所にスタンプがあるので、スタンプ帳を持って行くのもよいです。
私は三囲神社で売っていた『隅田川七福神めぐり 墨堤名所案内(スタンプページあり)300円』を購入しました。
隅田川七福神めぐりは次のとおり。三囲神社からでも多聞寺からでもどちらからでも大丈夫。
回るのは6ヶ所ですが、三囲神社は恵比寿さんと大國さんの二神を祭ってますので、全部で『七福神』
ほぼ墨堤通り沿いにあるので、分かりづらいのは百花園と多聞寺くらいです。
- 三囲(みめぐり)神社(恵比寿・大國)
- 弘福寺(布袋尊)
- 長命寺(弁財天)
- 百花園(福禄寿)
※三が日は休園ですが、福禄寿尊堂周辺のみ無料開放
4日からは通常営業 入場料:150円 - 白鬚神社(寿老神)
- 多聞寺(毘沙門天)
三囲(みめぐり)神社(恵比寿・大國)
大国神(裕福)はインドの神さまで『大黒天』とも呼ばれる武神。でも、右手に小槌を持って米俵を踏まえていて、恵比寿神と並んで『厨房の神』とされています。
恵比寿神(清廉)は右手に釣りざお、左手に鯛を抱える大漁の神。室町時代頃から『商売繁盛の神』と信仰されています。
この三囲神社には、閉店した池袋三越にあったライオン像が設置されています。
なんでも、三井家が享保年間に三囲神社を江戸における守護社と定めて以来のおつきあいらしいです。
ライオン像以外にも三井家絡みのものがいろいろありました。
だから、会社始めの今日、スーツ姿のおじさまたちがたくさんいたのかしら。
一番近い東京スカイツリー駅からは徒歩10分程度。
隅田川沿いに墨堤通りを桜橋方面に歩くとすぐに見つけられます。
弘福寺(布袋尊)
布袋尊(大量)は中国に実在した禅僧。福々しい姿に大きな袋を背負い、喜びを施した。
無邪気で無欲な心の豊かさを諭す神。
三囲神社から道なりに北上して徒歩10分くらい。
長命寺(弁財天)
弁財天(愛嬌)は、元々インドの水辺の神で、琵琶を奏でる姿で音楽、弁才、財福を司る女神。
弘福寺のすぐ隣といった感じ。
お寺の裏手、川沿いには有名な『長命寺の桜餅』があります。
1つ200円、店内用のセットは桜餅1つと煎茶のセットで300円。
あんこがやや苦手な私でも食べられるさっぱりした味のあんこを薄く伸ばした円形のもちで包み、さらに3枚の大きな桜の葉で包まれています。
百花園(福禄寿)
福禄寿(人望)は中国之神様で南極星の化身とされています。長い頭で不老不死の薬が入った瓢箪を携え、福徳を授けてくれるそうです。
長命寺からは徒歩15分くらい。
ここは地図のように川から離れていて、ちょっと道が分かりづらいかも。
百花園に飾られていた「七草」の籠があまりに立派だったので後から調べたら、なんと明治以降、毎年皇室に献上されているんだそうです。
白鬚神社(寿老神)
寿老神(寿命)は中国の延命長寿の神さま。巻物を結わえた杖を携えて三千年の長寿の象徴の鹿を連れています。
百花園からは徒歩5分くらい。
電信柱に案内看板(但し小さめ)があるので、あまり迷うことはないと思います。
多聞寺(毘沙門天)
毘沙門天(威光)はインドの神様で右手に矛、左手に多宝塔を掲げる、武装分怒の守護神四天王随一の多聞天ですが、毘沙門天とも呼ばれています。
白髭神社から1.5kmくらい離れてます。
ここも墨堤通りから離れていますが、大きめの看板が出ているので迷うことはないと思います。
多聞寺から一番近いのは鐘ヶ淵駅、すたすた歩いて5〜6分くらいです。
『向島芸者』のおねーさんたちがお参りに来てたので、許可を取って撮影しました。
稲穂のかんざしはお正月限定とは聞いていましたが、実際に見ることができてラッキーでした。